直史の詩

僕はいつか、見失っていた大切なものをそして、求めてやまない想いを僕はいつか、失くしていたまっすぐな瞳をそして、遠くを見つめる眼差しを自分がわからなくなってただ、憧れだけが、かけめぐる夜は夢の中のあの森に出かけよう雨に包まれ霧が流れ全てが息を...
直史の詩

もう、遠くにいってしまった

父を施設にお願いした日夕暮れの空を見上げた思い出すのは私の夢を踏み潰し私を恋人から引き離し尊大で、利己的で、癇癪持ちででもなによりも、私を愛してくれた父不器用な人だった悪いのは、なによりも弱い私だって知ってた憎むことで、自分を守っていた私だ...
直史の詩

歩いていく

いつも、大股で、太陽の下を歩いていたいつも、前髪をかきあげては、風景のすべてを見わたしていたそれなのに木陰を歩くようになったのは、いつからだろうそれなのにアスファルトの影を、ただ、見つめるようになったのは、いつからだろう梅雨明けのような強い...
直史の詩

雨のはじまり

真夜中に、身体を横たえてじっとしていると何処からか、言葉がやってくるそれはきっと雨のはじまり私を私の中にそっと置いてくれる優しく、優しくしみわたっていく雨のはじまり
直史の詩

八ケ岳山麓

山麓は柔らかな雨私の庭は気持ちのいい緑でいっぱいでこぼれるように咲く、忘れな草の青や、クリンソウの赤に心がとけてしまいそうな朝
直史の詩

新緑のハイウエイ

車の窓を開け放ちこの初夏の風景を走りぬけると流れていく、風匂いわたっていく、いのちやがて、アクセルを踏み込めば全てが、激しく私を包み込んでいくハイウエイ軽やかで、やわらかな空みずみずしく、わきたつような大地ハイウェイは、きっとあの青い空の彼...
直史の詩

山麓の春

山麓の、春はこれから柔らかな気配に包まれて空を見つめていると、動けなくなる
直史の詩

春は

少し見ないうちに、春ははっとするような美しさで野や山に降り立ていた今年こそたくさんの、たくさんのあなたに会いたい夢みるような景色に胸をいっぱいにしていつまでも、いつまでもたたずんでいたい
直史の詩

雨上がりの朝

雨上がりの朝は窓を開けて朝の風を、いっぱいに感じよう冬の匂いの残ったシーツを洗いたくさんの日差しを集めれば今日という日がやがて新しい一日になる
直史の詩

海をわたる風

海をわたりわたしの心をふきぬけていった青い風目をつむると海岸通を風は、かすめて想いはどこまでいくのだろう