直史の詩

風景は

直史の詩

西の彼方に
今日という日が沈んでいく
風景は
まるで、人生のようで
締めつけられるような思いが
ただ、空に広がっていくばかりだ

こんな生き方に
空にいる妻はなんて言うだろう

でも、しかたないんだ
帰るところを失くした心は
やがて、夜に体をあずけて
明日の風を、待ち続ける

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