直史の詩 はるかなもの 八ヶ岳をどこまでも見渡せるこの野原で沈み行く景色と最後の輝きに私の、すべてが、包まれていた時間は豊潤なまなざしで想いが静かに語り始めるこの時にああはるかなものよ私をふるいたたせよおまえの懐に私を深く深くいざなえ 2021.09.15 直史の詩
直史の詩 言葉は 空を見上げ未来へ進もうとする人海を見つめ自分らしく生きようとする人そして、瞬く星の下で誰かの幸せを心から祈っている人そんな、まっすぐな、たくさんの人々のために私は、精一杯、言葉を紡いでいこう言葉は孤独な魂と、ともにあっていつか、そっと寄りそ... 2021.09.15 直史の詩
トレッキング 八ヶ岳連峰 硫黄岳往復 今回手に入れた山荘はカラマツ林の中にある。別荘地の管理会社がいい加減で伐採もしないので、木々が伸び放題だと周辺住民は嘆くが、カラマツの深い森の中に山荘はたたずんで、いろんな野鳥の、その透明な声が響きわたる朝はたとえようもない。山荘の隣人は老... 2021.09.15 トレッキング
直史の詩 誰も知らない ずっと遠くへ もう、遠くに行きたくてしょうがないずっと、しまってきた想いがひどく心をゆさぶる誰も知らない街で誰も知らない風景に出会い雑多な言葉が飛び交う街角で片言の思いをそっと残していく独り街にとけさってしまえば満ち足りた時間が例えようもない 2021.09.13 直史の詩
旅行 はじまりの時 八ヶ岳の麓に居を構えるのは長年の夢だった。その夢を共に語った妻は病を得て、二年前に他界した。このまま一人で、生れ育ったこの土地で生きていくのだと思っていたのに、思いがけず、八ヶ岳の山麓に物件を見つけ、軽い気持ちで不動産会社に話を聞くうちに、... 2021.09.13 旅行