瀧川直史

直史の詩

青い空が

青い空が好きだどのくらい、泥にまみれても空に向きあえばやがて、心は浄化され青に包まれ、いつしかきっと一つになる紺碧の海が好きだどのくらい、心が折れても思いを波に託せばやがて、瞳は明日に向かいはるかな風景へと、誘ってくれる一輪の花が好きだどの...
旅行

豊橋 街歩き2 記憶の風景(3)大手町界隈

この季節になると、街を歩いていて、はっと立ち止まる時がある。ある日、突然、空気が香るのだ。それは、オーストラリアのユーカリの大地のように大気全体が香るというわけではなく、街のあちこちに香りのかたまりが漂っていて、ふいにその中に入り込むと幸せ...
直史の詩

緑の葉

小さな時からあなたに大切に育てられた緑の葉はあなたのそばにいつもたたずんであなたの心に耳を傾けているあなたが辛い時もあなたが前に進もうとする時も緑の葉はゆっくりとゆれるようにうなずいてきっとあなたを応援している
旅行

豊橋 街歩き2 記憶の風景(2)古本屋

街には、もう立ち止まってしまったり、風景としては消えてしまった、そういった記憶がある。古本屋のある街は、街の空間の味わいからして、どこか違う。豊橋に古本屋がなくなってどのくらいになるだろう。残念ながらBOOKOFFは私の中の古本屋ではない。...
旅行

豊橋 街歩き2 記憶の風景(1)鳳来亭

街には、もう立ち止まってしまったり、風景としては消えてしまった、そういった記憶がある。神明町の豊橋信用金庫中央支店の南、市電に面した、今は空き地になったこの狭い敷地に、鳳来亭はあった。 とてもとても古い店だった。ごく普通の、食堂の椅子、テー...
旅行

豊橋 街歩き1

こんな素晴らしい朝には、家には絶対いたくない。たまには、休みを掃除や片付けに当てようと思っているのに、真っ青で、ぬけるような空があると、もう、どうしようもない。ロードバイクでツーリングと思ったが、起床がことのほか遅く、多少買いたいものもあっ...
直史の詩

陽だまり

たとえ多くを語らなくてもたとえ多くを伝えなくてもただ、受け止めるだけでやわらかな陽だまりになれるそんな優しさに私は なりたい
旅行

ひとすじの道④

2020年11月28日 三河槇原駅~中部天竜駅(28㎞ 6h)三河川合駅までの穏やかな道、道の両側には一面の冬イチゴが赤いルビーのような実をいっぱいに光らせていた。冬イチゴは、初夏に熟すモミジイチゴや苗代イチゴと同じバラ科の木苺で、木苺には...
直史の詩

暗闇の中で

暗闇の中で傷ついた心はそれでもなお、何かを求め明日に向かおうとしているよせよ、今でなくていい今日は、この闇にとけさって優しく夢の中に埋もれるがいいゆっくりと甘えるように目をつむるがいい
直史の詩

青の物語

笑顔が素敵なあの人のその瞳には青い青い海があった深い深いその青にはきっと、海でなければ癒せない心がある未来を語るあの人のその瞳には青い青い空があった広い広いその青にはきっと、空でなければ向き合えない心がある