旅行 豊橋 街歩き2 記憶の風景(1)鳳来亭 街には、もう立ち止まってしまったり、風景としては消えてしまった、そういった記憶がある。神明町の豊橋信用金庫中央支店の南、市電に面した、今は空き地になったこの狭い敷地に、鳳来亭はあった。 とてもとても古い店だった。ごく普通の、食堂の椅子、テー... 2021.10.04 旅行
旅行 豊橋 街歩き1 こんな素晴らしい朝には、家には絶対いたくない。たまには、休みを掃除や片付けに当てようと思っているのに、真っ青で、ぬけるような空があると、もう、どうしようもない。ロードバイクでツーリングと思ったが、起床がことのほか遅く、多少買いたいものもあっ... 2021.10.04 旅行
旅行 ひとすじの道④ 2020年11月28日 三河槇原駅~中部天竜駅(28㎞ 6h)三河川合駅までの穏やかな道、道の両側には一面の冬イチゴが赤いルビーのような実をいっぱいに光らせていた。冬イチゴは、初夏に熟すモミジイチゴや苗代イチゴと同じバラ科の木苺で、木苺には... 2021.10.03 旅行
旅行 みんな、聞いておくれん みんな、聞いておくれん。腹が立って腹が立ってしょうがない。今日は、山とか、ロードバイクとか、そいうのと、ちょっと違った一日を過ごしたかったので、車で飯田線のとある駅に行き、そこから線路沿いの古い道を歩いた。古い道は、そこの集落の生活や、さま... 2021.10.02 旅行
旅行 ひとすじの道③ 2020年 11月23日 三河東郷駅~三河槇原駅(15㎞ 3h)静かな道が好きだ。車のための道ではなく、誰かが、朝とゆっくりと過ごしたり、緑の生け垣をはさんで、二人がお話をしたりする。そんな思いのある道が好きだ。寒狭川の右岸は、いつもの幹線... 2021.10.01 旅行
旅行 ひとすじの道② 2020年 11月22日 自宅~三河東郷駅(30㎞ 6h)北へ、それは単純なことだ、家の前の道をただただ北上する。道は柿の木街道と呼ばれ、11月の終わりには、道のあちこちに、葉も実も朱色に色づいた柿畑が続く。青い空の下、燃えるような朱色は、... 2021.09.22 旅行
旅行 ひとすじの道① ある日、ベットの中で目をさました、いつもと同じ朝コーヒーを飲みながら読んだ朝刊には、どこかのおじさんが歩き続けて、やがて日本一周をしたという記事が載っていた。明るい日差しの中で、はにかんでいる初老のおじさん。おじさんは、本当は、どこにいきた... 2021.09.21 旅行
旅行 はじまりの時 八ヶ岳の麓に居を構えるのは長年の夢だった。その夢を共に語った妻は病を得て、二年前に他界した。このまま一人で、生れ育ったこの土地で生きていくのだと思っていたのに、思いがけず、八ヶ岳の山麓に物件を見つけ、軽い気持ちで不動産会社に話を聞くうちに、... 2021.09.13 旅行