直史の詩

はるかなもの

直史の詩
八ヶ岳をどこまでも見渡せる
この野原で
沈み行く景色と
最後の輝きに
私の、すべてが、包まれていた
時間は
豊潤なまなざしで
想いが
静かに語り始める
この時に
ああ
はるかなものよ
私を
ふるいたたせよ
おまえの懐に
私を
深く深く
いざなえ

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