直史の詩

桜色の風

直史の詩

北に進む街道は
あちこちで
山里をつなぎ
春をつなぎ
桜色の風をつないでいく

瞳のなかには
いっぱいの花びら
見上げる空には
いっぱいの光

このまま
この季節にとけこんで
あの山の
まっしろな雪となって
空のかなたに
消えていくのもいいな

コメント