直史の詩 桜色の風 北に進む街道はあちこちで山里をつなぎ春をつなぎ桜色の風をつないでいく瞳のなかにはいっぱいの花びら見上げる空にはいっぱいの光このままこの季節にとけこんであの山のまっしろな雪となって空のかなたに消えていくのもいいな 2023.06.19 直史の詩
直史の詩 空になりたい いつか天に召される時がきたら僕は空になりたいなそれは、青い、青いバケツの水をぶちまけたような空でたまにはその天空に、一筋のすじ雲をかけていつも、空を見上げてる誰かの心を静かに、ゆっくりと動かしてみたいな 2023.06.19 直史の詩
直史の詩 夏の街道 なんて青い空なんて緑の山々夏の街道は所々に朝の風や優しい木陰を残し私はさわやかな汗と快い筋肉の動きを感じながら街道を登っていくやがて峠を越えれば心は風景に飛び込んで私は梢をゆらす風になる 2023.06.19 直史の詩
八ケ岳山麓 記憶の風景 記憶の中に、いつからか、おぼろげに浮かぶ風景がある。初めて出会ったはずなのに、激しく心が揺り動かされる風景がある。八ケ岳の麓、白樺湖の東に広がる八子ケ峰、その山頂付近にヒュッテアルビレオがあった。そして、その風景は、ある日突然私の目の前に現... 2022.10.12 八ケ岳山麓