瀧川直史

直史の詩

風景は

西の彼方に今日という日が沈んでいく風景はまるで、人生のようで締めつけられるような思いがただ、空に広がっていくばかりだこんな生き方に空にいる妻はなんて言うだろうでも、しかたないんだ帰るところを失くした心はやがて、夜に体をあずけて明日の風を、待...
直史の詩

新しい出会い

あああなたはきっと優しい人になるね
直史の詩

海辺のサイクリングロード

海沿いの気持ちのいい道を思いっきり走りぬけると透明な風がふきわたり今日はどこまでもいけそうな朝
直史の詩

詩よ

詩よ未来を語れ私の瞳を明日へ向けよ詩よ
直史の詩

空 好きだったね

青い空が好きだったねそんなに、見上げているととけていっちゃうよ
直史の詩

桜色の風

北に進む街道はあちこちで山里をつなぎ春をつなぎ桜色の風をつないでいく瞳のなかにはいっぱいの花びら見上げる空にはいっぱいの光このままこの季節にとけこんであの山のまっしろな雪となって空のかなたに消えていくのもいいな
直史の詩

私だけの世界

雨の音風の音優しい静けさの中でここは私だけの世界小さな小さな記憶や小さな小さな夢たちがひっそりと見つめあう私だけの世界
直史の詩

空になりたい

いつか天に召される時がきたら僕は空になりたいなそれは、青い、青いバケツの水をぶちまけたような空でたまにはその天空に、一筋のすじ雲をかけていつも、空を見上げてる誰かの心を静かに、ゆっくりと動かしてみたいな
直史の詩

夏の街道

なんて青い空なんて緑の山々夏の街道は所々に朝の風や優しい木陰を残し私はさわやかな汗と快い筋肉の動きを感じながら街道を登っていくやがて峠を越えれば心は風景に飛び込んで私は梢をゆらす風になる
直史の詩

はるかな空に

ゆっくりと やわらかに生きていくこといつでも みんなの思いを信じていくことそんな日々を山々の はるかな空に想うこと