直史の詩

春は

少し見ないうちに、春ははっとするような美しさで野や山に降り立ていた今年こそたくさんの、たくさんのあなたに会いたい夢みるような景色に胸をいっぱいにしていつまでも、いつまでもたたずんでいたい
直史の詩

雨上がりの朝

雨上がりの朝は窓を開けて朝の風を、いっぱいに感じよう冬の匂いの残ったシーツを洗いたくさんの日差しを集めれば今日という日がやがて新しい一日になる
直史の詩

海をわたる風

海をわたりわたしの心をふきぬけていった青い風目をつむると海岸通を風は、かすめて想いはどこまでいくのだろう
直史の詩

夢のような記憶

空と大地と、私をつないでいた夢のような記憶
直史の詩

歩いていく

午後の鉢巻道路を、東へ、ただただ歩く日差しは、弱々しいまま、山なみの向こうに消えていったやがて闇が、凍えるような影を抱いて山麓に広がっていく沈みそうな空、巡りはじめた星座遠いまちの灯りこんなにも小さくこんなにも震えている想い今日の終わりに向...
直史の詩

長い冬は

あなたの長い冬はいつかきっと終わる春色の萌えるような風やわらかな空すみわたった大地春の匂い今はただそれをそっと祈ろう
直史の詩

海辺 たたずむ思い

心がさわさわするので海に会いにきた今日の海は、とおく、青くて繰り返す波が、どこまでも優しい何を見つめているの誰を感じているの自分でもわからない想いに黙り込んでしまう心ずっとこのまま、この浜辺にたたずんであの地平線とこの波の優しさにとけていけ...
直史の詩

あの空の向こうで

どこまでも続いてる空あの空の向こうで君は今でもいろんなことに負けないで頑張っているのかな
直史の詩

風景は

西の彼方に今日という日が沈んでいく風景はまるで、人生のようで締めつけられるような思いがただ、空に広がっていくばかりだこんな生き方に空にいる妻はなんて言うだろうでも、しかたないんだ帰るところを失くした心はやがて、夜に体をあずけて明日の風を、待...
直史の詩

新しい出会い

あああなたはきっと優しい人になるね