直史の詩

直史の詩

キナバタガン川のほとりで

今はもう解き放たれた、その想いは空を遠く夢みた、あの熱帯の彼方をきっと、駆けていることだろう今はもう解き放たれた、その想いは未来をキナバタガン川に願い続けた幸せをきっと、祈っていることだろう今はもうその見つめるキャンバスは、まっさらでどこま...
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季節は風にのって

季節は風にのってゆっくりとこの土地にやってくるのだろう遅い春にうつむく山々や湖水たち雲は空にうかび山々の稜線に影が流れていく風は空をかけ湖水をわたり影を残していく雲も空も風もそして、この風景もそれは私と同じじっと季節を待ち続けている
直史の詩

はるかなところへ

おーいぼくも連れていってくれないかきみたちがゆく、はるかなところへ
直史の詩

風景に包まれて

暖かくなって風も優しく山々もやわらかに見えるこんな風景に包まれてきょうは少しおひるね
直史の詩

黄金色の実り

青空の下どこまでも、どこまでも、黄金色こんなに豊かな実りなのに人は、なにやっているんだろうね
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冷たい風が

八ケ岳は積乱雲の中きれい冷たい風が降りてきて遠く雷が轟く、夏の午後
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みおり

茶々丸を待つ みおりアザラシ 大好きだね
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真っ赤な空が

南アルプスのかなた見上げると真っ赤な空がどうした、俺を見てみろといっていた
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やわらかな風景

こんなにもやわらかな雲、青い空こんなにもふきわたる風、光る梢木々は遠く、郭公の声を響かせゆっくりと流れていくこの一日に私は深呼吸をしてそっと風景をみわたすやわらかな季節たちほんの少し自分を取り戻していくようだ
直史の詩

3月の夜に

3月外ではまだ、風がうなっているでもおまえは暖かそうおやすみなさいまた明日